耳切坊主(沖縄童歌)

3部合奏、グレードB、スコア3ページ、500円

曲の解説:沖縄の子守歌です。
 歌詞
 大村御殿ぬ門なかいー 耳切坊主ぬ立っちょんどー
 幾人幾人立っちょがやー 三人四人立っちょんどー
 鎌ん刀ん持っちょんどー 泣ちゅる童や耳ぐすぐす
 へいよーへいよー泣かんどー へいよーへいよー泣かんどー

  大村御殿の門に 耳切坊主が立っているよ
  何人立っているの 三・四人立っているよ
  鎌と刀を持っているよ 泣いている童は耳をきられるよ

 昔,那覇の護道院に黒金座主という妖術を使って人を惑わす悪い坊主がいた。摂政の北谷王子は坊主を懲らしめるべく,ある日,囲碁の対局の際に北谷王子が負ければ髪を落とし,黒金座主が負ければ耳を落とすという約束をした。黒金座主は囲碁に負けそうになると妖術をかけて逃げようとしたが,北谷王子は術を見破り耳を切り落とした。黒金座主はそれが元で死んでしまった。その後,黒金座主の祟りで北谷王子の大村御殿では跡継ぎの男の子が生まれてもすぐに死んでしまうようになった。それで男の子が生まれたら大きな女の子が生まれたと大声で触れ回ったところ,ようやく子供は無事に育つようになった。


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